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ブラック企業を見極めるための考え方~会社のビジネスモデル②~

パワハラ・モラハラ問題
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今回は以前の投稿に引き続き会社のビジネスモデルからブラック企業を見極めるための考え方②について解説させていただいます。
以前に同様のテーマで投稿させていただいましたが、今回は「労働集約型のビジネスモデル」にフォーカスして解説させていただきます。

前回の投稿に関しては下記リンクより確認をお願いいたします。

■「ブラック企業を見極めるための考え方~会社のビジネスモデル~」https://muutmental.com/archives/278

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簡単なおさらい

本題に入る前に前回の投稿のおさらいをさせていただきます。
ブラック企業であることを見極めるためにはビジネスモデルにおいて下記が大切であると解説させていただきました。

・製品やサービスの需要や継続性
→需要が高く、継続性のある製品やサービスのあるビジネスモデルだと過酷な労働環境になりにくい

・競合数
→参入障壁が高く競合数が少ないと過酷な労働環境になりにくい

過酷な労働環境というのはブラック企業になる要因になりえると私は考えてます。
労働環境というのはビジネスモデルである程度きまります。

需要が高く継続性のあるサービスであれば試行錯誤せずとも利益を出すことができます。
競合の数が少なければ競争が激化せず安定的に利益をだすことができます。
そして、逆のケースの場合は利益をだすために試行錯誤をする必要があります。
もちろん営業努力で乗り切る会社もありますが、中には労働環境を悪化させることによって利益を追求する会社がでてきてしまいます。
ビジネスモデルでは他者と差別化できないため、労働環境で他と差別化を図るのです。

労働集約型のビジネスモデルとは

労働集約型のビジネスモデルは、人間の労働力に依存して運営されるビジネスモデルのことを指します。
製品やサービスの提供に大量の人手や労働時間が必要であり、自動化や機械化によって代替される部分が少ないです。

下記のような特徴があります。

高い人件費:労働者が中心であるため、人件費が全体の経費の中で大きな割合を占める。

労働力の質と量:成功が労働者の数とその能力に大きく依存します。

効率化の難しさ: 業務プロセスの自動化や効率化が難しく、拡大には労働力の増加が主な手段。

つまりは利益を出すのに人による労働力が必要なビジネスモデルです。
ほとんどの仕事は人による労働力は必要ですが、度合いが極めて高いです。

労働力が必要であればあるほど人件費の管理が利益に直結します。
そのため経営戦略としてはいかに人件費を抑えるかという点に着目されやすく、賃金を抑えたり、中にはサービス残業を強要する会社もあります。
また、労働力に依存するほど人手不足に陥りやすいです。
特にブラック企業だと離職者が多くなり、仕事が回らず、労働環境が悪化していきます。

労働集約型ビジネスがブラック企業化になるリスク

労働集約型のビジネスモデルがブラック企業化になるリスクについてお話させていただきます。
もちろん全ての労働集約型のビジネスがブラック企業かというとそうではないです。
ただ、下記のような要因があるということを頭にいておいていただければと思います。

  • コスト管理の厳しさ:先ほど触れましたが、労働集約型ビジネスでは、人件費が主要な経費となります。競争力を持つために企業は人件費を抑えようとしますが、これが不適切な労働条件を引き起こす原因となります。特に利益率が低い業種では、労働者から搾取する形で収益を上げようとする傾向が強く、賃金の抑制や残業代の不払いが問題になることがあります。

  • 業務量の変動: 需要に応じて労働者の負担が大きく変動するような職種の場合は予測できない長時間労働や無休勤務が常態化する可能性があります。

  • 直接サービス提供のストレス: 顧客と直接接する仕事では、精神的なストレスが大きくなる傾向が高く、ストレスからパワハラに発展しやすいです。

  • 教育と訓練: 労働集約型ビジネスでは、人手不足に陥りやすく新たな従業員を迅速に教育しなければならないため、初期の労働環境が過酷になることもあります。

上記の要因から過酷な労働環境が常態化すると、労働者のパワハラが増える可能性があります。
人はストレスがたまるほど他人に対して厳しく当たってしまいます。
ストレスのはけ口が必要なのです。
酷い場合だと労働基準法や労働条件に関する規制を無視することもあります。

まとめ

今回は労働集約型のビジネスモデルに関して触れていきました。
全ての会社が労働集約型だからといってブラック企業なわけではないです。
ただ、このような考え方もあると知っているのと知らないのでは企業選定において大きな影響があります。

私自身の話をするとブラック企業に勤めていた時は営業で典型的な労働集約型の会社でした。
私が出社しないと売上をあげることができず、そうすると休みも満足にとれませんし、休日も仕事をしてばかりでした。
逆に転職したホワイト企業に関しては同じ営業職ですが、私が出社しなくても勝手に売上が上がるので、休みも自由ですし、休みに仕事をする必要がありません。

同じ営業職でも雲泥の差です。
この辺りはまた別の機会に触れますが、ビジネスモデルが違うことで同じ職種でも労働環境が全く異なることを自分自身で体験しており、皆様にもそれをお伝えしたく今回の記事を作成しました。

少しでも参考になれば幸いです。

それではまた次回の投稿でお会いしましょう。

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