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ガスライティングについて「他人を支配する手段」

パワハラ・モラハラ問題
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みなさんは「ガスライティング」という言葉はご存じでしょうか。
普段生活していく中ではなじみのない言葉かもしれません。

「ガスライティング」というのは他人に対する心理操作の手段であり、以前ご紹介した「自己愛性パーソナリティ障害」や「サイコパス」が相手を支配する時によく使います。

■サイコパスの特徴
https://muutmental.com/archives/227

■自己愛性パーソナリティ障害の特徴
https://muutmental.com/archives/218

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ガスライティングの概要

ガスライティングは他者に対して心理的な操作を行い、その人の現実感覚や判断力を揺さぶる行為のことです。

この言葉は1944年の『ガス灯』という映画からきているといわれてます。
この映画では、夫が妻に対して彼女の正気を疑わせるために心理操作をします。
具体例をいくつか記載します。

  • ガス灯の操作: 夫は家の中のガス灯(ガスを使った照明)の照明を調整します。
    妻はガス灯が暗くっていると指摘しますが、夫はそれを否定し気のせいだと言います。
  • 物の移動: 夫は妻が見つけることができな場所に物を隠し、妻が探したり心配したりする様子を見て、「あなたはものをいつもなくす」と否定します。
  • 記憶の歪曲: 夫は妻が見たこと、聞いたことを否定します。
    例えば、妻が家の上階で物音を聞いたと話すと、彼は「上には何もない、幻聴だ」と彼女を納得させようとします。
  • 心理的操作: これらの行為を通じて、夫は妻が精神的に不安定であるかのように見せかけ、彼女が自分の感覚や記憶を信じられなくします。

「ガスライティング」という用語は、ある人が他の人に対して自分の現実感覚や記憶を疑わせる行為を指すようになりました。
映画の影響で「ガスライティング」という用語は心理学や社会学の用語として定着しました。
特に、心理的虐待や操作を指すときに使われるようになりました。

ガスライティングの方法

  1. 現実の否定
    • 被害者が何かを聞いたり、経験したりしたことを、加害者が否定します。
      「あなたの記憶が間違えているよ」など。
  2. 矛盾と混乱の創出
    • 加害者は被害者に対して矛盾する情報を提供し、被害者が現実感覚を失うようにします。
  3. 自己価値の攻撃
    • 被害者の自信を徐々に奪い、自己価値を低下させます。
      「あなたは本当に役立たず」といった発言が典型例です。
  4. 孤立化
    • 加害者は被害者が友人や家族とのつながりを切断するように仕向けるか、
      信頼する人々が被害者の側に立つのを妨げます。
  5. 責任の転嫁
    • 問題や失敗を被害者に押し付け、加害者自身の過ちを隠します。
      「あなたがそれをやったから、こんなことになったんだ」など。

まとめ

加害者が被害者に「ガスライティング」をすることにより自己価値の低下、自信喪失、不安、を感じます。
被害者は自分がおかしくなったのだと感じ、自分の感覚や判断を信じられなくなります。

加害者の目的は、被害者の自信を奪い、加害者自身の立場を強化することです。
パートナー、家族関係、職場などでの権力バランスを操作するために用いられます。

対処法としてはまず「ガスライティング」をされていることを自覚することが大切です。
必要であれば出来事を記録することで記憶の裏付けをすることができます。
あまりにも酷い場合は被害者から離れましょう。
一緒にいればいるほど支配される可能性は高くなります。

今回は以上です。
それではまた次回の投稿でお会いしましょう。

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