今回のテーマは「パワハラを成功体験だと信じる加害者」です。
加害者は下記のように様々な動機でパワハラを行います。
・自分を守るため
・他人に優秀だと思われたいため
・劣等感を打ち消したいため
・他人への嫉妬のため
その中でもパワハラを絶対的な正義と思いこみ、ハラスメントを行う加害者がいます。
そんな思考の加害者に関してお話させていただきます。
1.なぜパワハラを絶対的な正義だと思い込むのか
パワハラを絶対的な正義だと思い込むために必要な要素があります。
それは「パワハラによる成功体験」です。
人は自分の成功体験を信じます。
「過去にこのやり方で成功したから、次も同じやり方をすれば成功する。」
このように思いがちです。
成功体験というのは「運による成功」や「その人自身の努力による成功」もあります。
加害者は上記すらパワハラによる成功だと思い込むことです。
・運による成功
例えばある店の売り上げが100だとします。
ある年に外的要因でたまたま売り上げが90まで下がりました。
加害者が売上を伸ばすためにパワハラを始めます。
翌年に外的要因でたまたま売上が100に戻りました。
その翌年に外的要因でたまたま売上が110になりました。
そうすると実際は外的要因がたまたま売上に影響した場合でもパワハラをしたことによって売上が伸びたと信じるようになります。
その翌年に外的要因でたまたま売上が90になるとどうでしょうか。
売上を伸ばすためにパワハラがエスカレートします。
例え自分の行為が直接売上に関係していないとしてもパワハラによって売上が改善したと思い込むようになります。
・その人自身の努力による成功
パワハラに関係なく人は月日が経過すれば成長します。
問題はその成長をどう捉えるかです。
その人自身の努力で成功したのか、パワハラのおかげで成功したのか。
いうまでもなく加害者はパワハラによって人が成長すると思ってます。
パワハラという環境があったからこそ人は成長できると思い込んでいるため、成長にはパワハラが欠かせないとハラスメント行為に及びます。
そんな加害者にパワハラを否定しても無意味に終わるでしょう。
「そんなことしたら成長がなくなる」本気でそう思っているのです。
2.加害者への対処法
今回のタイプの加害者はパワハラこそが絶対的な正義だと完全に思い込んでいるため、パワハラを否定して理解してもらうことはまず不可能です。
対処法としては加害者を受け入れるか加害者のいない環境を作るしかないです。
・加害者を受け入れる
パワハラを肯定すればこのタイプの加害者から理解は得られやすいでしょう。
加害者のお気に入りは自分と同じようにパワハラをする人なのですから。
被害者として加害者を受け入れことは推奨しません。
パワハラが絶対的な正義だと考えているためパワハラも常軌を逸していることが多いです。
悪いことをしているかもしれないと思うより、正義だと信じて行う方がやっかいなのです。
まともに関わっていたら精神がもちません。
・加害者のいない環境をつくる
この手のタイプは他の権力者に説得されても耳を貸さないでしょう。
パワハラに否定的な人は全て敵になります。
手に負えない場合は加害者がいない環境を作るしかありません。
加害者を排除できない場合は逃げることも選択肢に入ってきます。
以上です。
この手のタイプはパワハラを正義だと信じ込んでいるため、やっかいな相手です。
出会ったらとにかく関わらないことが一番です。
それではまた次回の投稿で会いましょう。
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